壁タイルは、キッチンのバックガードや洗面所の壁、リビングのアクセントウォールなど、さまざまな場所でインテリアの雰囲気を格上げするアイテムです。今回は、初心者でも挑戦しやすい壁タイルの張り方を、ステップごとに分かりやすくご紹介します。DIYで壁にタイルを張って、理想のインテリアを実現してみましょう!
目次
1. DIY前の下準備|仕上がりを左右する重要工程
壁の表面は平らに

凹凸があると仕上がりに影響が出るため、やすりや下地調整材を使って平滑にしましょう。
壁紙の上から張らない
壁紙は接着力が弱く、タイルが剥がれる原因になります。必ず壁紙を剥がしてから施工しましょう。

測定と位置決めを忘れずに
仕上がりを整えるには、張る位置を事前にマーキングしておくのがポイントです。
2. タイル接着剤の塗り方と注意点
専用の接着剤を使う
壁タイルには専用接着剤が必要です。商品説明をよく確認し、適量を準備しましょう。
小面積ずつ塗る
接着剤は乾くのが早いため、1㎡以内の範囲を目安に塗って、すぐにタイルを張りましょう。
塗りすぎ注意・均等塗布
塗りすぎると隙間からはみ出します。コテを使って均等に塗りましょう。
接着剤

3. タイルの張り方とスペーサーの使い方
タイルは上から順に張る
重力でずれにくくするため、上から順に張っていきます。
目地スペーサーの種類と使い方
均一な目地幅を保つために目地スペーサーを使います。目地の幅は後の仕上がりに大きな影響を与えるため、しっかりと整えましょう。タイルの施工に使うスペーサーには、いくつかの種類があります。それぞれのスペーサーは、タイルの配置や目的に応じて使い分けます。
スペーサーの種類
- 十字型スペーサータイルの四隅に使います。タイルの間隔を均等に保つために使われます。
- T字型スペーサータイルの端や角に使います。三方向にタイルを配置する際に便利です。
- I字型スペーサータイルの直線部分に使います。二方向にタイルを配置する際に使います。
- U字型(クサビ型)スペーサータイルの高さを調整するために使います。タイルの段差をなくし、平らに仕上げるために使います

水平器で確認
タイルを張る際は、水平器で傾きを確認し、タイル間の間隔が均一になるように調整します。不均一な間隔や傾きは仕上がりに影響を与えるため、丁寧に行いましょう。
すぐに位置を修正:
タイルを張った直後であれば、位置の微調整が可能です。接着剤が乾く前にずれを修正することを忘れないようにしてください。
スペーサー

4. 目地材の塗り方と仕上げ
目地材の準備
目地材を水で練り、クリーム状にします。適切な濃度に調整することで、目地がしっかりと固定され、タイルが安定します。目地材の種類によっては、混ぜる時間や比率が異なる場合があるため、説明書をよく確認しましょう。
目地をしっかり詰める
目地材をヘラやスプーンを使って、タイルの目地にしっかりと詰め込みます。目地が均一になるように、上下左右にしっかり押し込んでください。目地が足りないとタイルが浮いたり、隙間から水分が侵入したりする恐れがあります。
目地材

拭き取りと仕上げ
目地材が乾き始める前に、スポンジを水で湿らせて余分な目地材を拭き取り、タイルがきれいに見えるよう整えます。スポンジを使う際は、優しくこすりすぎないように注意し、タイルの表面を傷つけないようにしましょう。目地が乾いた後に表面を拭くと、仕上がりが良くなります。
拭き取りに便利なイージーローラー

まとめ|壁タイルDIYの基本をマスターして、理想の空間を手に入れよう
壁タイルをDIYで張ることで、お部屋の雰囲気を手軽に変えることができます。初心者の方でも、適切な手順で進めればきれいな仕上がりを目指せるでしょう。このガイドを参考に、あなたも壁タイルで素敵なインテリアを実現してみてください!DIYで困ったことやご相談ごとは以下お問合せフォームからお気軽に。タイルのプロが解決いたします!
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